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小説「赤い月」 [本]


http://www.nakanishi-rei.com/
知人の紹介で、なかにし礼氏の「赤い月」を読みました。
2001年に出版され、2004年には常盤貴子さん主演の映画http://www.toho.co.jp/movie-press/akaitsuki/index.htmlや、
ドラマなども放映されていますから、ご存知の方はいらっしゃると思います。
ネタ的にも古い話で、今更の感もない訳ではありませんが、
あまりにも感動した小説なので、敢えてご紹介します。

なかにし礼さんと言えば、『今日でお別れ』 『時には娼婦のように』 『北酒場』
『天使の誘惑』などレコード大賞受賞曲などの作詞家として有名な方です。
ですから、氏が著した小説に出会うというより、そういったものが存在する
ということ自体知る切っ掛けすらなかったといっても過言ではないでしょう。
私の中では完全に守備範囲外の方でしたから。

ところが、知人に紹介され、中国について書かれた小説と聞いて、
半信半疑で読んでみたというわけです。
読んでみて目から鱗とはこのことでしょう。
ほとんど実体験に基づいた小説であり、事実に近いものがあると知った時、
私は驚愕の思いがしたものです。
というような下手な感想文のような書き方をしましたが、
確かに満州に渡った方や戦争体験の悲惨な話は耳にタコができるほど
聞いてはいますが、この年になって、改めて知ったこのお話は
通り一遍の知識とは違った考え方を私に与えてくれたのも事実なんです。

私は中国については若い頃から映画などの影響もあって、
テレビ中国語講座を見たりと、親しみを持って捉えてきました。
F1観戦という切っ掛けではありましたが、上海にも行って現地の方との
ささやかな交流もしてきました。
しかし、何も知らなかったのだなと。中国での反日の動きや、
逆に年配の日本人が偏見に満ちたような中国に対する見方などは、
いい面だけを見てきた自分の経験からは否定的に感じていましたが、
そんな青臭い考え方だけでは理解することが難しいのだなとも思った訳です。
かといって、私はステレオタイプに中国が悪いとか、日本が悪いとか、
一面的な安易な考えを持つ気はありません。
ただ、お互いに正しい歴史を知り、受け入れ、理解しあうことは
必要なことだと思うんです。
不幸に遭った人が遭わせた者を恨むのは当然です。
未だに中国や韓国・朝鮮で日本に対して、そういう思いが残っているのも
十分に理解できます。逆にそうでない方もいます。
でも、そんな経験のない我々の世代以下の者がお互いに確かめもしないで、
反目しあうのもどうかと思うわけです。
だから、安易に友好などという言葉だけじゃなく、正しい過去を知った上で、
付き合うべきだと考えるわけです。
最近は歴史について新たな考え方の書籍が出ているような気がします。
概ね日本人は悪くない、今までの自虐的な歴史観は間違いだと言うような…。
それも考え方のひとつですが、それだけじゃない。
お互いが隠さず、逃げず、誤魔化さず、重箱の隅をつつくようなことはせず、
反論のための反論をせず、優位に立とうとせず、引け目を感じず、
尊敬し合い、尊重し合い、立場を理解し、差別せずにいければいいのですが、
実際は難しい。私は宗教家でも政治家でもないし…。

物語は北海道小樽から満州国に渡った一家の壮絶な生き方を描いています。
母の強さと家族の絆、非人道的にも見える戦時中の行為など。
みんながみんなお国のためなんて思っていたわけではないんだなと。
特に女性はやはり今も昔も現実的なのだなと。
高粱という実の入った粥しか与えられず、食べたら下痢を起こすなんて、
男性に抱えてもらって女性が列車の窓からお尻を突き出して用を足したなんて、
麻薬の恐ろしさと中毒から立ち直るまでの地獄のような看病の様子など、
この年になって、家族を持って初めて理解できる過酷なまでの物語は
こういった小説でしか味わえないでしょう。
もしかしたら、他にももっと悲惨な事実があるかもしれません。
簡単に戦争反対なんて、青臭いことは言いたくない。
あの時代を生きた人たちがどんな厳しい環境に送り込まれたのかを
少しでも知ることが、知らない者が戦争について理解することになると思う。
だからこそ、こういった小説は読む価値があると思うのです。


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ハリーポッター第6巻 謎のプリンス [本]

待ちに待った第6巻を早速購入しました。
予約してあったので、手提げ袋とクリップのおまけ付き。
さわりしか読んでませんが、
ネタバレはそこら中のサイトでされていますので、
あえて隠さずに言ってしまいます。
いきなり魔法省大臣の更迭、
スネイプとマルフォイの母親との会話。
ハリーをダンブルドアが直々に迎えに来るなど、
読むのを途中でやめることの方が難しいくらい、
物語に引き込まれました。
元々それほど興味の無かった私が、
息子を「賢者の石」に映画に連れてっていったことが
切っ掛けで知ることになったこのシリーズ。
息子に影響され原作を読み始めたら、
いつのまにか自分まではまってしまっていました。
ローリングさんの子供向きとは思えない、
一筋縄ではいかない物語展開に
すっかりファンになっています。
映画のシリーズもいいですね。
6巻は今朝には息子に取られてしまいました。
私は彼の読み終わるのを待たねばなりません。


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